江戸川区にはロータリークラブが6組織あり、倫理観を重んじる伝統的なロータリーイズムを持ち、ホスピタリティに溢れた職業人が集まっている。
「臨海西ロータリークラブ」は、2018年に設立された区内で一番新しいロータリー。会員の平均年齢は40代と区内のクラブの中で最も若く、現役世代のロータリアンによる精力的な活動により街の人々を照らす存在となっている。障がい者向けのスポーツイベント「パラボールフェスティバル」の開催もそのひとつだ。「誰でもできるパラスポーツ」がコンセプトのパラボールは江戸川区発祥のスポーツで、バットとスポンジ製のボール、ティーバッティングの3つの道具と場所を用意できれば簡単に楽しめる。
2021年7月、江戸川区は「ともに生きるまちを目指す条例」を施行した。一人ひとりを尊重し、誰もが安心して暮らせるまちを目指すための環境を作るためだ。東京臨海西ロータリークラブは、世界では主流となっている「里親の活動」を広めるために「里親の活動支援」にも力を入れている。里親の会「せせらぎ支部」と合同でバーベキュー大会を開催し、里親や子どもたちに親睦の場を提供した。
ロータリークラブは幅広い社会活動を通じて、誰もが心から安心して、豊かな気持ちで暮らせるような「共生社会」を目指している。
『第2回“パラボール”フェスティバル』
バッターが走り出した瞬間、一斉に「がんばれー!」と熱い応援が飛ぶ。会場は笑顔に溢れ、爽快な雰囲気だった。
ティーバッティングに置かれたスポンジ製のボールを思いっきり打ち、一周走るだけという何とも明快なスポーツ! バッターが一周回っている間、守備陣はボールを自由に投げ合って盛り上がる。
オープニングセレモニーで圧巻のパフォーマンスを披露した「片腕のギタリスト」輝彦さん。会場全体がひとつになって大盛り上がり!
出場した支援学校の生徒や、事業所の従業員の方々が作ったキーホルダー。ハンドメイドの財布やお菓子などの商品と一緒に会場で販売されている。
『江戸川区里親の会“せせらぎ支部”と合同BBQ大会』
「児童養護施設出身のメンバーが加わった」ことが、子どもの支援だけでなく里親支援活動を始めるきっかけになったという。
江戸川区で初の里親の会「せせらぎ支部」は、昨年6月に発足。土手でのびのびと遊びながらBBQを楽しむ子どもの笑顔で溢れていた。
参加した里親家庭に配られた、里子との関係を深めるための本「TOKETA」。コミュニケーションを深めるために活用できる。