23区で初!食品ロス削減へ江戸川区の新たな試み。

江戸川区は2021年6月に『江戸川区食品ロス削減推進計画』を策定し、2030年までに食品ロスの量を2010年度の約8500トンから4000トンに削減する目標を掲げている。食品ロスのうち、約25%は飲食店や小売店などの事業者から排出されている。これを少しでも減らしていく仕組みとして、食品ロス削減マッチングサービス「タベくるん」が2022年12月より江戸川区内で始まった。

廃棄になりそうな食品を店側が通常より安い価格で提供し、消費者が買う仕組みだ。購入申込(予約)は、専用サイトで行う。この取り組みは江戸川区が主体となり、東京商工会議所と三井住友海上火災保険株式会社(以下、三井住友海上)と共に官民一体で運営される23区初の画期的な取り組みである。それぞれが持つ地域ネットワークや課題解決力を活かして食品ロス削減を目指す。利用者が増えて浸透することで、食品ロスの量が減ることに期待したい。

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コメント

江戸川区役所
環境部清掃課ごみ減量係/
主査 徳田哲也さん

江戸川区では2016年から「えどがわ食べきり推進運動」が始まり、住民や事業者の皆さんと力を合わせて食品ロス削減に取り組んでいます。タベくるんは、お店から発生する食品ロスを削減することはもちろん、住民や区にもメリットがあり三方良しの事業として期待しています。区が運営しているため、安心してご利用いただけます。

東京商工会議所
江戸川支部/
会長 森本勝也さん

今回の江戸川区の取り組みは、「経済と環境の両立」に向けた企業行動が求められる今日において大変有意義なものと認識しております。東京商工会議所江戸川支部では食品ロス削減に向けた取り組みに賛同し、区内の事業者に対してタベくるんの利用促進とともに、事業者の経営体質強化に向けたサポートを実施して参ります。

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