江戸川区社会福祉協議会が運営している「なごみの家」は、子どもから熟年者まで誰もが気軽に立ち寄れるいこいの場所だ。コミュニティソーシャルワーカー(相談員)や保健師・看護師資格をもった看護職も常駐しており、お悩み相談から、休憩、交流など、思い思いの目的で利用できる。
現在、江戸川区内には9か所のなごみの家があり、イベントも実施している。
今回は、「なごみの家 一之江」の所長兼コミュニティソ-シャルワーカーの熊谷恵津子さんになごみの家で行われているイベントを中心にお話ししてもらった。
主なイベントとしては、図書館と連携して、紙芝居の読み聞かせを行ったり、地域のボランティアによるスマホ教室、熟年者と子どもの囲碁将棋が挙げられる。また、特徴的な取り組みが「哲学カフェ」。男性の利用者を増やすために企画され、参加者は男性を対象としている。哲学カフェでは「愛」・「時代」など、テーマを決めてディスカッションをしており、新たな価値観を取り入れられる貴重な場として好評を得ている。
他にも、子どもたちを対象としたeスポーツや、国籍を問わず交流することを意図したイベントも企画している。外国籍・外国にルーツをもつ方が多い江戸川区ならではの取り組みを考えていますと熊谷さん。
区内のなごみの家で共通して行われているのが、見守り支援を受けたいと希望された熟年者・障がい者等を対象に行っている「見守り訪問」。訪問した際に手助けが必要と判断される家庭の場合は、少しでも問題解決に近づけるように積極的に取り組んでいる。
「施設の前にベンチを置くことを考えているんです。散歩の途中で休んだり、もっともっと『なごみの家』に寄ってくれる人たちを増やしたい。」と熊谷さんは笑顔で話す。
様々な工夫を凝らした楽しい企画と、熊谷さんの温かい人柄に惹かれ、「なごみの家一之江」は、地域の人たちでいつも賑わっている。
なごみの家 一之江 所長
コミュニティソーシャルワーカー
熊谷 恵津子さん
なごみの家は地域づくりの拠点。どれだけ多くの人を巻き込んでいけるか、その人たちが地域の課題を話し合える場を提供していくのが私たちの役割だと思っています。
利用者さんと直に関わることができるのでやりがいを感じます。
お近くの「なごみの家」を要チェック!
【 開館時間 】午前9時~午後5時30分
【 休館日 】月曜日・祝日・年末年始
*月曜日が祝日の場合は翌日も休館
*土日が祝日の場合は開館
【 一之江 】
江戸川区一之江4丁目1番18号
03-5661-6753
【 北小岩 】
江戸川区北小岩6丁目17番9号
03-3672-7753
【 小岩 】
江戸川区東小岩5丁目19番8号
03-3658-4753
【 鹿骨 】
江戸川区鹿骨1丁目54番2号
03-3670-4753
【 瑞江 】
江戸川区江戸川2丁目33番18号
03-5636-7753
【 松江北 】
江戸川区中央2丁目13番12号
03-3652-4753
【 長島桑川 】
江戸川区東葛西6丁目34番1号
03-3680-2753
【 葛西南部 】
江戸川区清新町2丁目7番20号
東京福祉専門学校内
03-5659-0753
【 小松川平井 】
江戸川区平井1丁目9番6号
03-5858-9753