江戸時代から庶民に人気の金魚
日本では奈良県大和郡山市、愛知県弥富町、そして江戸川区が三大産地として知られ、江戸川区産の金魚は日本トップクラスの品質を誇っている。金魚の歴史を辿ると、二千年ほど前に中国の野生のフナから突然変異で生まれた赤い魚が起源とされる。その後、長い年月をかけて品種改良され、日本には室町時代に中国の明から入ってきた。
最初は大名や豪商など特権階級の楽しみだったが、江戸時代中期から庶民に広く親しまれるようになった。江戸の中心部で行われていた養殖は、明治末期より広い土地と良質な水を求め江戸川区に移った。都市化により、昭和の初めに江戸川区に25軒あった養魚場は現在は2軒のみとなった。
最初は大名や豪商など特権階級の楽しみだったが、江戸時代中期から庶民に広く親しまれるようになった。江戸の中心部で行われていた養殖は、明治末期より広い土地と良質な水を求め江戸川区に移った。都市化により、昭和の初めに江戸川区に25軒あった養魚場は現在は2軒のみとなった。
『江戸川金魚まつり』
例年7月に行船公園で開催される金魚まつりは今年で第52回目を迎える。金魚の展示・販売、金魚すくい、飼育相談などがある。毎年45,000人以上の来場者で賑わう。(第49回~第51回は中止)
目利きが集まる『金魚の競り』!
東京都淡水魚養殖漁業共同組合(船堀7丁目)で行われる初競りでは、約15種類・3万匹の金魚が競りにかけられる。都内や千葉、埼玉、茨城など首都圏から仲買業者が参加する。
PICKUP 堀口養魚場
堀口養魚場は、NHK朝の連続ドラマ「さくら」の舞台にもなった。農林大臣賞を受賞したことも。金魚の文化を守るため、小学生の社会科見学の受け入れや情報発信を積極的に行っている。
金魚の上手な飼い方
用意するモノ
◎水槽(フタも) ◎蛍光灯 ◎ろ過器 ◎カルキ抜き ◎フード ◎水草
◎砂利 ◎アミ ◎必要に応じてヒーターと水温計
砂利を3~5㎝敷いて水草を植え、ろ過器をセット。水は一昼夜汲み置きする。
金魚の入った袋を水槽に10~30分浮かべ、水温を合わせてから水槽に移す。
2~3日水に慣らしたらエサを与える。金魚は少食。少な目に。(水質悪化防止)
ろ過器なしなら週1~2回、ありなら月に2~3回。汲み置き後1日カルキ抜きする。