命のぬくもりに出会える場所 江戸川区自然動物園

江戸川区北葛西、行船公園の一角にある「江戸川区自然動物園」は、1983年(昭和58年)5月5日の子どもの日に、都内初の区立動物園として誕生した。その始まりは、ホタルの養殖所だった。自然とのふれあいを大切にする場として、カブトムシなどの昆虫類も飼育が行われていた。そのような中、区は「子どもたちに命の大切さを学ばせたい」との思いを込めて、動物園としての整備が進められた。

1989年(平成元年)にはオーストラリアの友好都市セントラルコースト市(当時ゴスフォード市)からベネットワラビーが寄贈され、1993年(平成5年)4月には全面改装オープンし、現在では、約62種類の動物が暮らす動物園へと発展した。園内では、オオアリクイやレッサーパンダ、オタリアなど、国内外の珍しい動物たちが来園者を迎えてくれる。コンパクトな敷地だからこそ、動物との距離が近く、命のぬくもりを身近に感じられるのがこの園の大きな魅力だ。

ふれあいコーナー

子どもたちに大人気のふれあいコーナー。モルモット、ウサギ、ヤギなどと直接ふれあえる人気スポット。命のぬくもりを感じる貴重な体験ができる。

水生コーナー

様々な水生生物(約30種類)が展示されているコーナー。江戸川区で伝統的に作られてきた金魚5品種も見ることができる。

目次

自然動物園人気の動物たち

フンボルトペンギン

世界で最も多くペンギンが飼育されている国は日本だという。陸上ではヨチヨチ歩き、水中ではまるで飛ぶように泳ぐ姿が魅力的。

オタリア

南アメリカ大陸沿岸に生息するアシカの仲間。力強く泳ぐ姿と、時折見せる愛嬌たっぷりな表情が魅力。

オオアリクイ

絶滅危惧種に指定されており、日本国内で飼育されているのはわずか18頭。都内では江戸川区自然動物園のみで見ることができる希少な動物で、現在2頭が暮らしている。

ベネットワラビー

1989年(平成元年)、友好都市であるオーストラリア・セントラルコースト市(当時ゴスフォード市)から6頭が寄贈され、自然動物園の人気者に。小型のカンガルーの仲間で、優しい目と柔らかな毛並みが特徴。

レッサーパンダ

野生では単独で過ごす繊細な性格。愛らしい顔立ちと赤茶色の毛並みがトレードマーク。
のんびりとした美しい姿が来場者の心を癒やしてくれる。

オグロプレーリードッグ

「キャンキャン」という犬のような鳴き声で仲間に危険を知らせるため、プレーリードッグ(草原の犬)と名付けられた。地下に巣穴を掘って集団で生活している。

江戸川区自然動物園

江戸川区北葛西3-2-1 行船公園内
開園時間:10時~16時30分
※土曜日・日曜日・祝休日は9時30分から
※11月~2月は16時まで
休園日:月曜日(祝休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月1日)
入園料:無料
開園時間等詳細は、webサイトでご確認ください。

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